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東京都文京区後楽にある「小石川後楽園」に行ってきました。
小石川後楽園は江戸時代初期に水戸徳川家の屋敷内に造られた回遊式泉水庭園です。

寛永6年 ( 1629年 ) に水戸徳川家の祖・頼房によって江戸中屋敷の庭として造られたこの庭園は、二代藩主・光圀 ( 水戸黄門 ) によって改修・完成。
明治2年 ( 1869年 ) の版籍奉還の際に新政府に奉還され、その後、東京砲兵工廠の敷地として陸軍省の所管となりましたが、 大正12年 ( 1923年 ) に国の史跡・名勝に指定され、さらに、昭和27年 ( 1952年 ) に国の特別史跡・特別名勝に指定されて、都立公園として開放されることになりました。

園内には中国や京都の名所を模した景勝が幾つもあり、また、梅・桜・菖蒲・藤・紅葉など四季を彩る植物などがたくさんあります。
その他、東京ドームの真横に位置するローケーションでありながら、都心を感じさせないほどの林や高低差のある山などがあります。

私が小石川後楽園を訪問するのは、これで…何度目になるかわかりません。
もう事あるごとに訪問しています。

ここの魅力は何といっても「都心で手軽に散策が楽しめる」というところで、私は「今忙しくてのんびり遠出できないけど、ちょっと気分転換に散策がしたい」と思ったときは、だいたいここに行きます。
四季折々の木々や花、起伏に富んだ地形に光と影によって雰囲気がコロコロと変わる林など、散策路としては申し分ありません。

ただちょっと気になるのは…
隣が東京ドーム＆東京ドームシティ ( 後楽園遊園地 ) で、時折、そこにあるジェットコースターから絶叫が聞こえてくるところです。
日本庭園をゆっくり散策しながら和の雰囲気に浸っていると、いきなり「キャー」とか聞こえてくるので、興ざめ…というか、もう笑っちゃいます。( 笑 )

ちなみに、小石川後楽園は「国の特別史跡・特別名勝」のダブル指定を受けているんですが、これは非常に珍しいことらしく、 このように「国の特別史跡・特別名勝」のダブル指定を受けている場所は全国でも9箇所 ( 京都・金閣寺、銀閣寺、醍醐寺三宝院、奈良・平城京左京三条ニ坊宮跡、広島・厳島、岩手・毛越寺庭園、福井・一乗谷朝倉氏庭園 ) しかないそうです。

全国でも9つしかない「国の特別史跡・特別名勝」のダブル指定を受けていて、たまに絶叫の聞こえてくる庭園「小石川後楽園」( 笑 )。
もし、まだ訪問したことがないのであれば、是非、訪問してみてください。

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