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高徳院

2009/12/11
仁王門券売所前の広場

神奈川県鎌倉市長谷にある「高徳院」に行ってきました。
高徳院は国宝「阿弥陀如来坐像 ( 鎌倉大仏 )」を本尊とする浄土宗の寺院です。

高徳院の建立については、資料等がほとんど無いため、謎に包まれています。
また、鎌倉大仏の造立についても謎が多く、誰が何のために造ったのか、どういう経緯で造立に至ったのか、などは現在もハッキリしていません。

そんな謎だらけの「高徳院&鎌倉大仏」ですが、数少ない関連資料の1つ、鎌倉幕府が作成した公式記録書「吾妻鏡」によると、 大仏の造立が開始されたのは 1238年 ( 暦仁元年 )、大仏開眼は5年後の 1243年 ( 寛元元年 ) とされています。
この時に造立された大仏は木造で、現在のような銅製大仏になったのは、その9年後の 1252年 ( 建長4年 ) 。 木造大仏が台風で倒壊したため再建されたようです。
なお、鎌倉大仏が露座 ( 野ざらし状態 ) になったのは、当時存在していた大仏殿が台風や大地震で倒壊してしまったあと、 更に起こった 1495年 ( 明応4年 ) の大津波で押し流されてしまったことが原因だそうです。

ちなみに、その大津波では寺院もろとも流されてしまったため、残された大仏は誰にも管理されないまま荒廃を続けました。 人の手が入ったのは大津波よりずっと後の江戸時代中期で、浅草・増上寺の祐天上人の手によって寺と大仏が復興されました。

鎌倉大仏鎌倉大仏・裏

高徳院は鎌倉を代表する有名観光地ですが、
多くの人が、単に「高徳院」と言われても「?」となるのではないでしょうか。
やっぱり、「鎌倉大仏」と言った方がピンと来ますよね。

私が初めて高徳院を訪問したのは学生時代のこと。
もうあれから、かなりの年月が経過しましたが、
ここはいつ来ても、全くといっていいほど ( 良い意味で ) 変化がありません。

「ここだけ時が止まってるんじゃないか?」

と思ってしまうほど、いつ来ても同じ風景が出迎えてくれます。

ところで、高徳院の見所はというと… 実はほとんどありません。
確かに鎌倉の有名観光地ではありますが、大仏がなければ本当に普通の寺院です。
つまり、鎌倉大仏しか見所がないと言っても過言ではありません。

ただ、鎌倉大仏は本当に素晴らしいです。
その存在感は、他の大型大仏よりも圧倒的に力強く感じられます。
奈良・東大寺の「盧舎那仏」や自称・日本三大大仏の1つ「高岡大仏」と比べても、
こと力強さにおいては「鎌倉大仏」が勝っていると思います。

ということで私は、鎌倉を訪問した際には、
是非「高徳院」に立ち寄って、「鎌倉大仏」を一目見ることをオススメします。

体に比べて顔がやたらでかい無骨な感じの大仏様が、野ざらし状態で
「ど~ん」と座っている姿には、みなさんもきっと感動すると思いますよ。( 笑 )

あ、それと、もう一つ。
高徳院の入場料 (150円) に加え、院内でさらに20円を払うと、
なんと、鎌倉大仏の中に入ることができます。
大仏の中に入る経験なんて、そんなにできることではないと思うので、
高徳院訪問の際には、こちらの方も是非体験してくださいね。

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