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萩城址

2010/07/02
萩城址の碑萩城天守跡

山口県萩市堀内にある国の史跡「萩城址」に行ってきました。
「萩城址」は戦国時代の西の雄・毛利輝元が築城した城の跡地です。

萩城は、慶長13年 ( 1608年 ) 関ヶ原の戦いで敗れた西軍の総大将・毛利輝元が、
徳川幕府によって山陰の僻地に押し込まれる状況の中で築城した城です。
日本海に突き出たところに位置する指月山とその麓を利用した作りになっており、
指月山山頂に詰め丸、麓に天守・本丸を配置した要塞色の強い城でした。

幕末動乱期には長州藩の本拠地として君臨し、吉田松陰、久坂玄瑞、高杉晋作、
桂小五郎ら多くの志士を輩出するなど、時代の中軸を担う場所でした。

※ 藩庁は幕末後期・文久3年 ( 1863年 ) に山口に移転しています。

幕末期の幾多の戦乱を乗り越え、維新後も城の体を残していましたが、
明治7年 ( 1874年 ) の廃城令により、天守や櫓など全ての建物が解体されました。
のち 明治12年 ( 1879年 ) 、現地の有志達によって長州藩代々の藩主を祀る
志都岐山神社 ( 主祭:毛利輝元、配祀:毛利元就・毛利敬親 ) が建立された際に、
境内 ( 萩城跡地 ) が「指月公園」として整備され、今に至ってます。

※ 「萩城址」は、正式には「萩城跡指月公園」といいます。
※ 昭和26年 ( 1951年 ) に国の史跡となりました。

天守跡の見晴台志都岐山神社

私が「萩城址」を訪問するのは、今回で二度目になります。

一度目の訪問は、遙か昔、私がまだ中学生の時でした。

中学校の修学旅行で萩城址を訪問した私は、

「何にもない、つまらない場所だなぁ。」

という感想を抱いたのですが…

さすがに今回の訪問では、それなりに感銘を受けました。

でも・・・

とにかくここは、「物理的に目立つものがない」ので、
「歴史好き」か「城好き」な方じゃないと楽しめないかもしれません。

春先であれば、県の天然記念物である「ミドリヨシノ」や、
約600本ある「ソメイヨシノ」を楽しむことができるみたいですが、
今の時期だと、そういったものも特にありません。

「そりゃ、中学生にはキツイわ。」

と、改めて思ってしまいました。( 笑 )

ちなみに現在の私はというと、上にも書いたように、
今回の萩城址訪問を、いろいろと楽しむことができました。

まず、歴史的に楽しめた。
幕末期の志士たちが登城した場所にきて、とても感銘を受けました。

次に、城として楽しめた。
城の訪問というと、通常は「天守」の訪問と考えてしまいますが、
天守というのは、あくまで城の一部であって全てではありません。

萩城の天守は解体されて存在していませんが、
石垣や堀、そして、指月山を利用した城郭の姿は、本当に見応えがありました。

特に、日本海に面した海岸に構築された石垣群は迫力満点です。
石垣のすぐ前が海、しかも、その石垣が直接波にさらされてる風景というのは、
初めて見ました。

それを見ることができただけでも、
今回、萩を訪問して良かったなぁ~ と思いました。

さて、今回訪問した、

「物理的に目立つものは何もないけど、とても楽しめる萩城址。」( 笑 )

のレポート、いかがでしたでしょうか?

このレポートを見てると、「萩城址 ( 萩城跡指月公園 )」は、
すごくマニア向けな観光地のように思えるかもしれませんが、
すぐ近所には国の重要文化財「旧厚狭毛利家萩屋敷長屋」や、
「旧城下町」(「高杉晋作誕生地」などがある ) などの見所がたくさんあり、
さらに菊ヶ浜の風景が綺麗で、温泉があって、海鮮料理も美味しいので、( 笑 )
マニアな方じゃなくても、十分満足することができると思います。

ということで、私的には「萩城址」の訪問はオススメです。
皆さんも、是非一度、足を運んでみてください。

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