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旧古河庭園

2009/10/30
旧古河庭園・入口洋館を望む

東京都北区にある「旧古河庭園」に行ってきました。
「旧古河庭園」は、国の名勝に指定されている都立公園です。

この庭園は武蔵野台地の地形を生かした起伏に富んだ作りになっており、庭園入口付近 ( 庭園北部 ) の高台、および、台地の斜面には“洋式庭園”が、 そこから階段を降りたところ ( 庭園南部 ) の低地には“和式庭園”が配置されています。
洋式庭園は“バラ園”を中心に形成され、その庭園を見下ろすような形で洋館が建っており、和式庭園は“心字池、大滝、枯山水、茶室”などが配置された本格的な回遊式庭園となっています。

ちなみに、洋式庭園と高台に建つ洋館は“鹿鳴館”や“ニコライ堂”の設計者でもある、英国人ジョサイア・コンドル博士による設計、 日本庭園は“平安神宮神苑”や“円山公園”を作庭した、京都の庭師植治・小川治兵衛による作庭です。

ところで現在は庭園のこの地ですが、元は明治期の政治家・陸奥宗光の別邸でした。
「旧古河庭園」という名称は、この陸奥宗光の次男が古河財閥の養子になった際に、この場所が古川財閥の所有になったことに由来しています。
大正年間までは古河家の所有地として迎賓館などに使用されていましたが、戦争などで所有が転々とした後、所有権が国に移った際に東京都が無償で借り受け、 1956年 ( 昭和31年 ) 4月30日に都立公園として一般公開されました。

洋館とバラ園日本庭園

私は“春”と“秋”には必ず「旧古河庭園」を訪問しています。

理由は… もうお察しですよね?
そうです、薔薇の写真撮影目的での訪問です。( 笑 )

ここのバラ園は規模的にはそう大きくはないのですが、
バラの数、および種類はわりと豊富なので、個人的にはとても気に入っています。

また、その他の見所として“和式庭園の紅葉”も見逃せません。
“紅葉で染まった和式庭園”を洋式庭園から見下ろしたり、
“和式庭園で紅葉を間近に堪能できる”というのは、この庭園ならではです。

あと入園料が安いことも魅力的ですね。
150円で洋式庭園と和式庭園の両方が楽しめるというのは、とても嬉しいです。
大きな公園などで“洋式庭園と和式庭園が同居している場所”は多々ありますが、
小さな庭園で両方が同居している場所は珍しいと思います。

「洋式庭園を歩いていたら、いつの間にか和式庭園にいた。」

こんな面白い経験が「旧古河庭園」ではできるのです。( 笑 )

歴史的にも由緒ある所なので、歴史好きの方にもオススメです。
もちろん、写真撮影や写生目的の方や散策好きな方には申し分ない場所ですので、
みなさんも是非一度、訪問してみてください。

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